皮膚疾患
症状:痒がる、脱毛
皮膚疾患にはさまざまな種類と原因がありますが、中でも、アレルギー性皮膚炎やアトピー性皮膚炎などは1〜3歳頃に発症しやすいと言われています。遺伝性の場合も考えられますが、食事による体質改善なども小さいうちから気をつけておく必要があります。
膝蓋骨脱臼
症状:疼痛、脚を1本だけ上げて歩く、脚をつかなくなる、ケンケンのような歩き方、膝が腫れる
後脚の膝蓋骨という膝を支えるお皿の部分の腱膜のゆるみやお皿の溝が浅い時に起こりやすく、歩行が困難になる場合があります。ひどくなると慢性的に痛み、跛行を呈すので気になったときは早めに獣医さんに診てもらっておきたいです。よくジャンプしたり、高いところに飛び乗ったり、飛び降りたりといった行動には、脚にとても負担がかかるので、あまりさせないようにしましょう。
【グレードT】 膝関節はほとんど正常な状態です。 関節を伸展して指で押すことによって簡単に脱臼が起こりますが、緩めると元に戻る。
【グレードU】 膝関節を屈曲した場合に脱臼が起こり、指で押すか関節を伸ばさないともとの位置に 戻らないい状態です。
【グレードV】 膝関節が脱臼したままの状態が多くなります。 患肢を伸展すると時折元に戻ることがある状態です。
【グレードW】 膝蓋骨は脱臼したままになってしまいます。 この段階では、外科的処置を施さなければ整復できなくなってしまいます。
レッグ・ペルテス(大腿骨骨頭壊死)
症状:膝蓋骨脱臼とも症状がよくにています、1歳以下の若齢犬におこります
大腿骨骨頭への血液供給不足で骨の変形や壊死が起こる病気です。痛みと跛行をしめし放置しておくと筋肉が委縮してしまいます。通常は、片側に症状が現れますが、左右両方に発症する場合もあります。治療は、今のところ外科的な治療しかなく壊死した骨頭の切除を行います。
てんかん
症状:けいれん、泡をふく、何もない部分をずっと噛む
てんかんには、特発性と部分的の主に2種類があります。特発性のてんかんは半年から2歳くらいで発症しやすいと言われています。
能を構成している細胞(ニューロン)の働きに異常が起きた場合に突然のけいれんや、泡をふいて倒れたりする発作的な症状が見られます。初期は短時間で回復しますが、だんだんと回復までの時間が長くなっていくことが多いです。
停留睾丸(陰睾丸)
症状:睾丸が降りない
通常は生後約2ヶ月位までには陰嚢に左右の睾丸が降りてきます。その睾丸が降りてくる段階において、お腹の中のどこかに留まってしまう症状です。遺伝的要素で発生する確率が高いとも言われています。そのままにしてしまうと、精巣ガンに至る場合もあるので、半年頃を目処に手術をしたほうがよいでしょう。手術をする際は、片方だけ降りていても両方の睾丸を摘出する事をお薦め致します。
白内障
症状:目の白濁
原因は、さまざまなことが考えられますが、中には他の眼病や真性糖尿病にかかることによって生じる場合もありますまた、加齢による場合も考えられます。進行する視力の低下や失明に至る場合もあります。
流涙症(涙やけ)
症状:涙、目の周りの毛の変色、目の周りの湿疹
目と鼻をつなぐ管が細かったり、詰まったありする場合に涙がでて、毛の変色や湿疹などに繋がります。また、食事によって影響をうけることもあるため、症状を見ながら食事を変えてみるのもよいでしょう。
外耳炎(マラセチア)
症状:耳を痒がる、耳をふる、耳の中から臭いがする、耳垢が黒いまたは茶褐色
被毛や耳垢などの掃除の際に耳道を傷つけたり、ストレスがかかったり、外部寄生虫、過度の湿気、耳の中の細菌(マラセチ菌)やカビが考えられますが、プードルの場合は耳が垂れている犬種なので特になりやすい病気です。
症状が悪化している場合は、動物病院にいき耳の中に抗生物質を投与してもらう必要があります。
エピオティックという耳を洗浄する動物病院で販売されいている医薬品で日ごろのお手入れでも予防できます。
お手入れ方法の詳細などにつきましては当ケネルにお問合わせくだいさい。
低血糖症
症状:急に元気がなくなる、倒れる、
子犬時に発生することが多く、血液中の糖分の濃度が著しく低下するために、けいれんを起こしたり、ぐったりとしてしまいます。(目の焦点が合わなくなります)ひどい場合ですとそのまま死に至る事もあります。
原因は、栄養不足、遊び過ぎ、環境が変わった際のストレス、胃腸障害と様々です。日ごろから予防するには、飼った時から成長や食がしっかりするまでの間ニュートリカルやニュートリスタットといったような栄養剤を常日ごろ舐めさせたりです。急にぐったりとした際に家庭ですぐにできる対処法は、直ぐに砂糖水やはちみつ等を口に含ませる事です。もし、このような症状が起きた際は念の為動物病院に行くことをお薦めします。
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